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FeBeで「君の膵臓を食べたい」の著者である佳野よるさんの「また、同じ夢を見ていた」を視聴し終わったので、感想を書いていきます。

久々に小説を読んで面白いと思った作品でした。何よりFeBeのナレーターさんの声が素敵すぎて本当に和みます(笑)

 

 

この作品は簡単にまとめると、主人公は、自分は賢くて周りは馬鹿ばかりだと周囲を見下していて、友達のいない奈ノ花。その奈ノ花が国語の授業で出された「幸せとは何か?」というテーマについて、リストカットを繰り返す高校生の南さん、風俗嬢のアバズレさん、木の家に住むおばあちゃんの3人の元を訪ねてヒントをもらいながら、その答えに辿り着くまでの様々な葛藤や成長を描いた物語です。

 

ネタバレになってしまうので詳細な内容については触れませんが、菜ノ花の道しるべとなってくれる3人にはそれぞれ過去に後悔していることがあり、両親やクラスメートとの関係で問題を抱え、自分と同じ過ちを犯してしまいそうになっている菜ノ花に、自分たちの考える「人生とは何か?」、「幸せとは何か?」を説きながら、幸せな未来へと導いていきます。

 

その3人が言っている、「人生とは何か?」、「幸せとは何か?」というのが凄く良い言葉だったので、それについて軽くまとめておきます。

南さんが言う人生

いいか、人生とは、自分で書いた物語だ。

推敲と添削、自分次第でハッピーエンドに書き換えられる。

 

南さんが考える幸せ

幸せとは、自分がここにいていいって認めてもらうことだ。

 

アバズレさんが言う人生

人生とは、プリンと一緒だ。人生には苦いところがあるかもしれない。

でも、その器の中には甘い幸せな時間がいっぱい詰まってる。

人は、その部分を味わうために生きてるんだ。

 

アバズレさんが考える幸せ

幸せとは、誰かのことを真剣に考えられるということだ。

 

おばあちゃんが言う人生

人生とは、すべて希望に輝く今のあなたのものよ。 

 

 おばあちゃんが考える幸せ

幸せとは、今、私は幸せだったって言えることだ。 

 

どれもとてもいい言葉ですよね。

幸せに生きるためには良好な人間関係は欠かせません。その人間関係を捨ててしまおうとしている奈ノ花に向けて言われたのが、アバズレさんと南さんの言葉です。また、人生を物語やプリンに例えたのは見事だと思いました。

 

僕も恥ずかしながら、主人公の菜ノ花みたいな考えをしていたことがありまして、南さんとアバズレさんの言葉を聞いたときは本当にグサッときました。主人公の菜ノ花と同様、僕も何度もすべての人間関係を捨ててしまおうと思ったことがありましたから。

 

とにかく、家族や友人と共に過ごす時間や、人間関係を大事にしなければと、改めて考えさせられた作品となっておりました。一度だけでなく、何度も読み返すことで伏線を回収してより楽しめる内容になってますから、ぜひ気になった方は読んでみては。